こんにちは!マスターです。
昨日お知らせした
10/22…登録馬紹介
でだいたい出走予定馬のこれまでの実績を把握いただけましたか?まだの方はコチラ
さぁ今日は
10/23…レース紹介・特徴分析
を進めて参りましょう。
予想には役に立たないと思いますが…マスターのキャリアの中で印象深い「天皇賞秋」は2つ。
1つは1998年です。第118回天皇賞、単勝1.2倍に推された武豊騎乗のサイレンススズカ号が競争を中止しその場で安楽死処分をされたレースです。彼はその段違いのスピードの持ち主だった事から「音速の貴公子」と呼ばれていました。今となっては「音速の貴公子はF1ドライバーのアイルトン・セナ」という様な書き込みを見ます。それが間違っているとは言いません。確かにその通りです。ですがサイレンススズカもまた音速の貴公子と呼ばれる様になりました。それは単に「常識を超えたスピードの持ち主」という事ではありません。アイルトン・セナは1994年5月1日イタリア・イモラで行われたサンマリノGPでレース中に事故死しています。そしてその日北海道沙流郡平取町の稲原牧場で産まれた競走馬がサイレンススズカ号です。そしてまたそのサイレンススズカ号もアイルトン・セナ同様レース中に、左前脚の手根骨粉砕骨折しその場で安楽死処分となった。ただサイレンススズカ号が凄かったのは、粉砕骨折をしたのは3角と4角の間だったが、後ろから来る馬郡を避ける様にレースレーンを外れて4角奥近くまで行ってから止まり武豊を無事下馬させる迄その場に立ち続けた。それを武豊は後に「僕を守ってくれたのかなと思いましたね」と語っている。
もう1つは…、1つ目が長くなりましたので2つ目は端的に…。サイレンススズカ号の悲劇から遡る事7年。1991年の天皇賞秋、1番人気は単勝1.9倍でこちらも鞍上は武豊騎手だったメジロマックイーン号。春の天皇賞を勝ち春秋制覇をかけた7枠13番からのスタート。終わってみれば6馬身差の圧勝。ウイニングランをし始めた武豊騎手に対して一緒に走っていた柴田政人騎手(柴田善臣騎手の叔父)は「審議だぞ、お前の馬」と思ったらしい。直後に青いランプが灯り[審議]。その結果⑬メジロマックイーン号は斜行により18着に降着となった。GIレースで降着・失格を見たのは1987年天皇賞春のニシノライデン(田原騎手)以来だっただけに驚いた。このレースが行われる以前から府中の2角引き込み線スタートの1800mと2000mは問題がある(外枠の不利が顕著)と言われていてこの事でより注目を浴び後にコース改修とまでなった。しかし大きな完全は見られず(以前ほどではないにせよ)いまだに外枠不利は変わらない。「あの(強かった)メジロマックイーンですら…」というのがマスターの心に深く刻み込まれた。
さて今年は・・・
■天皇賞秋
・東京
・芝2000m
・GI
・定量
・15:40
◆レース紹介・特徴分析
過去5年の競走成績を馬券圏内に絞ってみてみよう。
◇馬番
※1-2枠=1-4番…内、3-4枠=5-8番…中内、5-6枠=9-12番…中外、7-8枠=13-16番…外とした
内 …3-4-0-33
中内…6-2-4-27
中外…1-3-3-32
外 …0-1-3-23
と最も良績なのは中内となった。その次は内だが実は最内1番は0-2-0-8と未勝利である事も付け足しておく。
〇(東京芝2000m全体)としても同様の成績が出ており内と中内が拮抗、それから外にいけばいく程成績は落ちる。ただ1点例外があり外枠の牝馬は意外と走る。
◇当日人気
1番人気…7-1-1-1
2番人気…1-2-2-5
3番人気…1-1-1-7
4-6番人気…1-3-5-25
7-10番人気…0-3-0-37
11番人気下…0-0-1-50
1番人気の強さが目を引く。次点はやはり2番人気だが、その次の3~6番人気と大きな差があるとは言えない。またその3~6番人気は横一線で大きな差はない。
尚、〇(東京芝2000m全体)としては1番人気の勝率は35.1%なのに対して次点は2番人気で19.7%とやはり1番人気が抜けている。
◇前走格
GI・GII…10-10-10-103
GIII以下…0-0-0-13
さすがに天下の天皇賞、GIII以下からの参戦者にはまったく権利がないらしい。但し、馬券圏内の30頭中30頭が例外なく国内戦。前走が海外だった馬の好走歴は一度も無い。各段に進む競馬の国際化の波。そろそろ破られる頃なのかもしれないが…。
◇馬齢
3歳…2-0-2-7
4歳…3-6-4-31
5歳…5-4-4-36
6歳…0-0-0-26
7歳…0-0-0-16
8歳…0-0-0-5
こんなにハッキリしたデータはない。6歳以上はオミット。
〇騎手成績(東京芝2000m全体)
1位=ルメール…41-20-24-48
2位=戸崎圭 …15-19-16-69
3位=M.デム…14-10-18-50
4位=田辺 …14- 9-12-86
9位=横山武 … 8- 5- 7-38
13位=川田 … 5- 8- 2-23
スポット参戦しているDレーンを除けばルメールは圧倒的。武豊は騎乗回数が極少。人気薄からコースを最も良く知っている騎手は田辺だ。
◆明日以降の予定
10/24…出走馬の状況(含追切)
10/25…枠順発表と能力判断
10/26…土曜競馬に集中
10/27…決戦(最終結論)
また明日もお楽しみに!