本日も読んでいただいてありがとうございます。こんにちは、競馬キャリア42年目のマスターです。
今週からはちょっと文章を短くして読みやすくしますね。
皆さん、一昨日のフェブラリーSはどうでしたか?!マスターは撃沈。でも気にしていません。そもそも予想ポリシーを崩さなければ取れなかったレースでしたからね。基本「よっぽどポジティヴな乗り代わり以外、乗り代わりは不利」です。ただ稀に「バッチリ」って時もありますが、そんなモノ予想段階ではわかりません。今回の場合、コスタノヴァ・レイチェルも火曜日(出走馬の騎手を登録する段階)迄決まりませんでした。それは前走乗った横山武が以前より決まっていたエンペラーワケアに何かがあって出走しなかった場合を期待して待っていた…という状況だったらしいですね。ダメだった時用にレイチェルを確保はしていたんでしょうけど…。それだけなら「買い」ます。実際ここでは無印にしましたが、実馬券には多少入れていました。ただそれに加えてサンライズジパングの幸騎手も超直前で決まった騎手。前走乗った坂井もその前よく乗っていた武豊も2人ともドバイ。最後まで決まらず火曜~水曜にやっと幸騎手に決まった。そんな2騎のワンツー…無理です。天皇誕生日で皇后さまのお誕生日(12月9日)という馬券でも狙わない限り…
さて今週は中山記念です。関東は東京→中山、関西は京都→阪神…と開催変わりですので、ご注意ください。
■中山記念
◆条件
・中山
・芝1800m
・GII
・別定
・15:45
◆レース概要
スーパーGII
国際化による立ち位置の変化
前走はGIかGIII、逃げ先行脚質の馬に有利
何故「スーパーGII」か?!
過去のこのレースの優勝馬をみるとこのレースが如何にスーパーGIIか?!がわかります。クシロキング(天皇賞馬)・スズパレード(宝塚記念馬)・サクラチトセオー(天皇賞馬)・ サクラローレル(天皇賞・有馬記念馬)・サイレンススズカ(宝塚記念馬)・キングヘイロー(高松宮記念馬)・ カンパニー(天皇賞・マイルCS馬)・ヴィクトワールピサ(皐月賞・有馬記念・ドバイWC)等…GI2着常連馬も入れるととんでもない事になります。
「国際化による立ち位置の変化」は今年も影響するか?!
近年は国際化が促進されて、一流馬はここをスタートに海外GIへ…という流れになっています。3月末~4月月初に行われるドバイ・4月中旬に行われる香港Qエリザベス女王Cへ出走しているのですが、勘ぐられがちな「本番前、しかもこの後海外に行くなら、ここは余裕のある仕上げ?」ってところですが、近10年のその結果はこちら。
次走がドバイターフだった馬
2016年リアルスティール=2番人気3着
2017年ヴィヴロス=4番人気5着
2018年ヴィヴロス=3番人気8着
2019年ディアドラ=1番人気5着
2022年パンサラッサ=2番人気1着
2024年マテンロウスカイ=7番人気1着
次走がドバイシーマCだった馬
2016年ドゥラメンテ=1番人気1着
次走がQエリザベス女王Cだった馬
2015年ステファノス=4番人気3着
2017年ネオリアリズム=3番人気1着
2019年ウインブライト=5番人気1着
2023年ダノンザキッド=2番人気11着
2024年ヒシイグアス=3番人気11着
2010年代と2020年代では傾向が変わった様に思えますね。
さて、今年は…
3番人気と思われるソウルラッシュはドバイターフに登録されています。また11番人気になると思われるリフレーミングがドバイシーマに登録されています。
ただリフレーミングの方は登録してはいますが出走出来るか?!は疑問ですね。日本からの登録済はチェルヴィニア・タスティエーラ・シンエンペラーをはじめ全部で15頭。いままでから日本馬の出走はせいぜい4~5頭でしょう。この事から、該当するのはソウルラッシュ1頭とみて良さそうですね。
という事で「国際化」と話題をふってはみたものの、どうやら今年はここから大阪杯→宝塚記念(又は安田記念)という事でいいと思います。
過去10年の傾向
枠順の有利不利や人気等に大きな偏りはない。あるのはGIとGIIIからの参戦が好成績なのと、上位入線した馬が逃げ先行という前掛りな脚質…という事だ。
前走格
GI … 5-3-4-24
GII … 0-0-1-18
GIII… 4-5-2-23
OP下… 0-1-2-19
海外… 1-1-1-8
決着脚質
逃げ… 1-1-3-5
先行… 8-5-3-18
差し… 1-3-4-33
追込… 0-1-0-35
◆出走馬(予定人気順)
シックスペンス (牡4) 58 – ルメール【先行】
全キャリア5戦で4勝で負けたのは日本ダービーのみ。その後秋には毎日王冠で古馬を初対戦を制している。
エコロヴァルツ (牡4) 57 – Mデムーロ【先行】
全キャリア9戦中着外は4回で共同通信杯とクラシック三冠のみ。鞍上を予定されているMデムーロは今年6-4-9-72勝率6.6%,複勝率21%と冴えない。
ソウルラッシュ (牡7) 59 – 団野【差し】
長らくマイルの一線級にいたが無冠だった。昨秋マイルCSで初戴冠。血統上は晩成ではないが結果的に今が旬。
アルナシーム (牡6) 57 – 藤岡佑【差し】
キャリア23戦目の前走中山金杯を制覇。近年中山金杯と中山記念のリンクが濃くなっているので注目。
マテンロウスカイ (セ6) 58 – 横山典【先行・差し】
昨年の覇者。昨年は東京新聞杯5着からここを優勝したが、今年も前走は東京新聞杯5着で昨年と一緒だが…。
パラレルヴィジョン (牡6) 57 – 戸崎圭【差し】
中山芝3-1-0-1と好相性。昨年のダービー卿CTを勝った後3戦連続で2桁着順。但し前走は得意の中山で金杯6着と復調傾向。鞍上は関東No.1戸崎で。
ボッケリーニ (牡9) 57 – 浜中【先行・差し】
22年目黒記念、23年鳴尾記念、24年未勝利…中山芝は未勝利だが重賞を中心に0-3-1-2と好相性。
グランディア (セ6) 57 – 三浦【差し】
条件戦卒業に16戦を要した。その後GIII6着→GIII2着→OP4着とローカル重賞なら好戦するが…。
ボーンディスウェイ (牡6) 57 – 木幡巧
サイルーン (セ6) 57 – キング
リフレーミング (牡7) 57 – 内田博
タイムトゥヘヴン (牡7) 57 – 田辺
クルゼイロドスル (牡5) 57 – 荻野極
グリューネグリーン (牡5) 57 – 横山琉
メイショウチタン (牡8) 57 – 吉田豊
エヒト (牡8) 57 – ○○
グラティアス (牡7) 57 – ○○
カラテ (牡9) 57 – 菅原明
◆纏め
上位人気2頭は直前GIIやOP-Lと過去の傾向から不利と言われるステップを踏んでいる。GI馬ソウルラッシュは唯一59kgを背負った上にここは1周回するコースで好走していたワンターンではない。4~6番人気予定は脚質が不利な差し。ボッケリーニは9歳。年齢的な偏りはないとは言っても流石に9歳は…。と、どの馬も一長一短。
後は枠順が出てから…。それは例えば「不利と言われている差し」脚質の馬が1枠に入って包まれる事を嫌がってある程度「先行」気味にレースを進める…とか、人気はめっちゃないけど1枠に入った逃げ馬…とかですね。
差し馬がそんなにダメか…って?中山の直線は短いですが、本当に力のある右回りに何のマイナスもない馬なら差せます。ただ1800mなので全部外々を周るとロクな事になりませんが…。
さて、皆さんは何を買いますか?!
週末が待ち遠しいですね!
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