本日も読んでいただいてありがとうございます。こんにちは、マスターです。
全てのホースマンにとって夢の舞台「日本ダービー(東京優駿)」
同年に生誕したサラブレッドは8千頭弱。この舞台に辿り着いたのは18頭。「(この舞台に立てるのは)一生に一度あるか?ないか?」と語る生産者もいる。そんな夢舞台。
今回この舞台に立とうとしているのは20頭。(故に2頭は立てないのですが…)
今日はその登録馬から有力な馬をマスター目線で紹介します。
■日本ダービー
◆条件
・東京
・芝2400m
・3歳GI
・定量
◆出走馬(当サイト独自予想人気順)

◆紹介
◇有力馬診断(S・AA・A・B・C仕分け)
S=G1戦線で好走の実績が次のG1でも必ず勝ち負けになり勝つ可能性が十分にある馬
AA=A(=G1で掲示板を確保する可能性の高い馬)で条件次第で十分にSと勝負できる馬
A=G1で掲示板を確保する可能性の高い馬
B=馬に特徴がありその特徴がいい方にハマれば好走の可能性がある馬
C=勝ち負けにはほど遠くなんとかペースについていける馬
※…Sは最近ならアーモンドアイ・イクイノックスなど、現役ならフォーエバーヤング級なのでめったにはいない
ミュージアムマイル[A]
その才能は昨年末の朝日杯FS2着でお披露目。弥生賞4着は仕上げていない。それから先の皐月賞→日本ダービーを見据えた「試走」。まさに負けるが勝ち…ってやつ。そして皐月賞優勝。恐らく皐月賞も100%ではなかったでしょう。それで2歳王者クロワディノールを簡単に差し切ったのだから、あの時点での能力差は明らか。問題は父と距離。父リオンディーズの冠は「朝日杯FS」で皐月賞もダービーも5着だった。BMSハーツクライがスタミナを底上げしているはず。鞍上はモレイラ→レーンでマイナスは無い。
クロワデュノール[A]
ホープフルS優勝からブッツケで挑んだ皐月賞は最後止まりミュージアムマイルに差された。あれが「休み明けだった」らまだ逆転が可能かもしれない。東京コースもクラシック登竜門の1つ東京スポーツ杯2歳Sを勝っているので適性に問題は無い。斉藤崇史調教師×サンデーレーシング×北村友一騎手と言えばクロノジェネシスを思い出す。あれから4年、また”クロ”が競馬界を席巻するか?!
サトノシャイニング[B]
NetKeibaでは4番人気だが当サイトとしてはこちらを3番人気とみた。皐月賞は5着だったが、3~5着は差がない。鞍上が若武者西村淳からMr.ダービー武豊に変わる事は大きな武器。世間はそこを評価して、3着だったマスカレードボールより人気になる…とみている。
マスカレードボール[A]
トキノミノル記念時代はテンポイント等も勝っていたがあまり有名馬を出していなかったが1983年に「共同通信杯(当時は”4歳ステークス”が付いた」になってからその年勝ったミスターシービーが三冠を獲ったのを皮切りに
・ダイナガリバー(ダービー)
・アイネスフウジン(ダービー)
・ナリタブライアン(三冠)
・エルコンドルパサー(NHK)
・イーグルカフェ(NHK)
・ジャングルポケット(ダービー)
・ゴールドシップ(皐月賞・菊花賞)
・ディーマジェスティ(皐月賞)
・エフフォーリア(皐月賞)
・ジャスティンミラノ(皐月賞)
等々多くのクラシックホース・G1ホースを出しているのが共同通信杯。クラシック2着馬や古馬G1馬も入れたら紹介しきれない。それを勝ったのだからクラシックの主役だ。前走は武史の乗り間違え(というかスタート直後の直線で接触があり後方に下がらざるを得なかった)。この馬は33秒台の鋭い差し脚はあるがその切れ味は「鎌」ではなく「斧」。よっぽどのスローにならない限り32秒台は出ない。故に馬郡の中団にいる必要がある。ベストは共同通信杯の時の3番手(頭数が少なかったので)追走からの直線33.7秒の脚で差し切り。それを(共同通信杯で実践)したのが今回鞍上のキングオブヤングジョッキー坂井瑠星。彼の最大の魅力は「闘志」。そのスマートな顔立ちからは想像できないが、その「闘志」でフォーエバーヤングをサウジC優勝へ導いた。師匠の矢作調教師も「4角回ったところで交わされて『ダメ~』と思って見てたけど、瑠星はあの時点でもまだ『勝てる』と思ってたらしいから、大したもんだわ」と言っている。マスカレードボールは鬼(脚)に金棒(坂井)を得た。
ファンダム[B]
前走毎日杯を勝って3戦3勝。その3勝がそれぞれ
新馬=レース上がり33.9秒→自身上がり33.4秒・・・0.1差1着
ジュニアC=レース上がり34.4秒→自身上がり34.2秒・・・0.1差1着
毎日杯=レース上がり33.3秒→自身上がり32.5秒・・・0.2差1着
どんな位置からでも必要な脚を使ってキッチリ差し切る安定感は凄い。課題があるとしたら「距離」。血統からは(サートゥルナ-リア×ジャスタウェイ牝馬)問題ないハズだが、デビュー戦でマイルを選択。その後も2000m以上のレース1度も使わなかった。一気に600mの距離延長に加えて初めての左周り、初めての東京。過去3戦の急坂とは異なり長い坂を上がってから更に200m強。同じ脚が使えれば勝ち負けになりそうだが…。
ショウヘイ[B]
前走京都新聞杯では10頭立て5番人気から2着に2馬身以上の差をつけての完勝。確かに負かした相手が特に強い訳ではないが、戦前はその馬らを相手に5番人気だった。原因は恐らくきさらぎ賞で1.0秒差の4着完敗。その後の前走完勝なので陣営は「課題をクリアした」と判断して良いのだろう。課題は栗東の馬で京都でしか走った事のない点。でもそこは今回鞍上が府中2400mの鬼ルメールへのジョッキーチェンジで対応。皐月賞組が2000m迄の経験しかないのに比べてこちらは2200mを経験済。3週間で2200m→2400mは楽ではないだろうがルメールがなんとかしてくれる期待感はあると思う。G1初挑戦なので一応[B]だがルメール騎乗で限りなく[A]に近いと思う。
ジョバンニ[B]
皐月賞4着馬だがこの馬の場合はホープフルSでクロワディノールの2着…と紹介するのが正しい。その間の若葉Sをキッチリ勝っているところに好感が持てる。この馬はいま迄紹介してきた馬と異なる点は末脚。超スロー時は33秒台を繰り出せるが重賞戦線では34秒前後の脚となっている。ヤネが松山なのでこういう馬は上手。しかも連を外したのは皐月賞が初めて。東京は初めてだが左周りは2戦目で経験・克服済。後ろが横睨みでタイミングを失う様だとこの馬を捕まえきれない可能性が出てくる。
エリキング[B]
3戦3勝で故障を発生。治療休養明けの皐月賞は5番人気に推されるも11着。レース後のコメントで「具合良く競馬を迎えられました。ダービーで改めてですね」としか話しておらず、敗因等は語っていない。左周りは中京で経験・克服済。2000mのタイムも毎回パーソナルベストを更新している。問題はショウヘイとこのエリキング…川田が選んだのか?!ショウヘイを降ろされたのか?!という点。中内田調教師との関連性から言って、どちらにしてもコチラに乗った…とは思うが。。。
◆上記7頭…
全頭紹介すると「長い」ので7頭に絞った。何故この7頭なのか?!だが…
これは明日(5/28)に紹介しますが日本ダービーで1~3着する馬は
・皐月賞組2頭+他路線組1頭 or 皐月賞組3頭
・皐月賞組は必ず「5着以内 or 5番人気以内」を満たしている
で、後者を満たすのが9番人気になりそうなエリキングまでだった…という事。
8番人気になりそうな(紹介していない)エムズを含めてこの9頭には父系の血統上特徴的な点が見られる。種牡馬自体は6頭にのぼるのだが・・・
なんと父系に
・シーザリオ
・ウインドインハーヘア
・アドマイヤグルーヴ
のいずれかが存在する事。
10番人気以下にはウインドインハーヘアとアドマイヤグルーヴはいるがシーザリオはいない。またこの3頭が存在しない父系の馬も散見される。
どんな結果になるでしょうか…楽しみですね。
◆マスターの◎本命
マスカレードボール(皐月賞時も◎本命でした)
◆今後の予定
今回は特別に先に◎本命をお伝えしましたが、その◎本命が有利になる様な予想展開はしません。あくまで公平に進めます。
5/28(水)…特徴・傾向
5/29(木)…騎手事情
5/30(金)…有力馬絞り込み
6/1(日)…最終結論(馬券)
を予定しています。お楽しみにお待ちください。
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