24年11月13日(水) マイルチャンピオンシップ(=マイルCS)

こんにちは!マスターです。
一昨日で出走馬の顔ぶれを紹介…[こちら
昨日は各馬のマイルにおける実力(=実績)…[こちら
と紹介してきました。
まだご覧になっていない方は[こちら]からご覧ください。
さて今日はベールに包まれた[外]海外招待馬=チャリンをご紹介します。
昨日は日本馬だけでしたからね…。情報集めました。

■マイルCS
・京都
・芝1600m
・GI
・定量
・11/20

◆海外招待馬の実績
マイルCSに出走した海外馬については2003年から2011年で歴代で11頭。その成績は0-0-2-9。

この表でわかる通り、馬券の対象になった馬は1頭のみ。それが09年と11年に2回3着しています。その馬の名前はサプレザ。
サプレザはイギリスやフランスで活躍した牝馬。戦績22戦8勝うちG1は3勝。その勝ったG1全てがサンチャリオットSというところで日本の牝馬限定のマイルG1ビクトリアマイルのようなレース。実績的には今回出走のチャリンの方が1枚上といったところ。
もう少し踏み込んで見いくと、サプレザはサンチャリオットS3連覇やこのマイルCS3年連続掲示板確保等に目が行きがちですが。最もご注目いただきたいのは高速馬場への対応が可能であったという点。キャリア内にある1400mの重賞パレロワイヤル賞(芝1400m)で、勝った時のタイムは1分19秒2。当時の日本レコードはマグナーテンが記録した1分19秒。それにわずか0.2秒さ迫るといった高タイム。馬場や計測方法が異なるためそこまで過信しすぎるのはよくありませんがマイルCSでも結果を残したサプレザについては高速馬場にも対応していたという点は抑えておきましょう。

◆チャリンのタイム検証
ではチャリンはどうでしょう。今年チャリンが制覇したジャックルマロワ賞。日本の安田記念といったレース。2着に入ったのはメトロポリタンで仏2000ギニー(日本の皐月賞をマイルにしたレース)3着のインスパイラルはGI-6勝の名牝。出走馬は全7頭ですがGI馬6頭というレベルの高いレースです。それを制したチャリンのタイムは1分33秒台。このレース過去20年でこの1分33秒台は3回のみ。
2013年=ムーンライトクラウド(57.5kgs)…1分33.39秒
2009年=ゴルディコヴァ(57.0kgs)…1分33.50秒
2024年=チャリン(60.0kgs)…1分33.98秒
斤量60kgを背負ってのこのタイムには価値があります。
しかも上の2009年ゴルディコヴァは米ブリーダーズCマイルを3連覇した馬。そのベストタイムは1分32.26秒。昨日もお伝えしましたが、2ヶ月連続開催のラス前。これを考え合わせると「タイム的には十分対応可能」という事が出来そうです。

◆チャリンの対戦成績
前走のクイーンエリザベス2世Sで検証してみましょう。チャリンが優勝し、2着はファクトゥールシュヴァル、3着はタムファナ。ファクトゥールシュヴァルはドバイターフ24の勝馬。2着ナミュール、4着ダノンベルーガ、5着ドゥデュース…と比較してください。そのファクトゥールシュヴァルが得意な重馬場だったにも関わらずレースはチャリンの完勝。この2頭は今年チャリンの2戦2勝です。3着のタムファナは前出サプレザが3連覇したサンチャリオットSの勝ち馬。それを相手にしなかったのだからチャリンの強さが良くわかる。正に「欧州マイル王」である事がこれだけでも証明出来る…というものです。

タイム的にも対戦相手的にも、このマイルCSで十分勝負になりそうですね。でもまだポジティヴポイントしか話をしていません。
ネガティブポイントも併せて紹介しますので、ご自分でお考えください(笑)

◆チャリンのネガティヴポイント1
まず最初に「ジョッキー」。このチャリンは22年にデビューしてから23年までの2年間は2-2-4-3と決して弱くはないものの「強い」と呼ぶにはイマイチ。それが今年からデソーサ騎手が乗る様になってから5-2-0-0(内GI-3勝)。それがこのマイルCSで騎乗するのはライアン・ムーア。デソーサとムーアの比較ならムーアの方が断然上だけど、馬との相性ってそういうモノではないのは皆さんご存知の通り。日本でもGIを9勝している世界のムーアだが、デソーサ以上に上手に乗れるだろうか…

◆チャリンのネガティヴポイント2
もう1つは「周り」。チャリンの成績は
直線=6-3-1-2
右周=1-1-3-1
決して右周りがダメというワケではありませんが、直線よりも差し切れていない…ように見えちゃいますね。実際今年2着だった2戦も離し逃げをした馬を最後まで捕らえきれなかった…という「末脚エンジン点火ポイント」の誤りが原因。或いはカーブ中になかなか加速しない…のかもしれません。

調教師の奥様が日本人。今回が現役ラストラン…等他の話題も多いこのチャリン。迎え撃つ日本馬もこのマイルCSディフェンディングチャンピオンで安田記念も2着だったナミュールをはじめ強力な布陣を敷いています。あなたの予想…さぁどうしますか?!

◆今後の予想展開
・騎手や馬場等、馬以外の要素チェック(1回)
・出走馬全体の相対性対戦力チェック(1~2回予定)
と進めて最終結論に辿り着きたいと思っています。

皆さんの「🎯的中」へガイドとなれる様に研究していきます。
お楽しみに!

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