【セントウルS2026予想②-1】出走各馬の走力・適性診断<26年9月3日>

いつもお読みいただきありがとうございます。
こんにちは、マスターです。
今週は週末日曜日に阪神競馬場で行われるサマースプリント2026の最終戦でありGIスプリンターズSの前哨戦であるセントウルSの予想をしています。
第1弾…好走条件は3ポイント
https://kbar-shonan.com/260901-1/
第2弾…3つの好走条件に合う馬は!?
https://kbar-shonan.com/260902-1/
とお伝えしました。

今週からいよいよ「秋競馬」が開幕します。先週までの夏競馬とは違い、ここからはGI戦線を見据えた有力馬たちも続々と始動。本格的な《競馬シーズン到来》です。
であれば予想のスタイルも変えないと的中は逃げていきます。但しスタンスは変わりません。
どういう事かと言うと「この条件のレースでどの馬が好走するか?!」を紐解くスタンスは変わりませんが、出走してくる馬が変わるのであればスタイルもそれに合わせて変える必要があるという事です。

夏競馬と秋競馬で「出走する馬が変わる」というのはどういう事なのか?!ですが、(これを読んでいる皆さんならもうおわかりかと思いますが)基本的にサラブレッドはイギリスで誕生しています。イギリスで皆さんが一番ご存知なのがロンドンでしょうか。ロンドンはイギリスでも南部に位置していますが、その北緯は北海道よりも北に位置します。大西洋の穏やかな海流のおかげでそこまで寒くはありませんが、1年と通してもっとも暖かい夏でも日本の軽井沢と同じ位。日本でのサラブレッドの産地は熊本等の九州でも生産されますが、多く盛んなのは北海道。
即ち、サラブレッドはそのルーツからも暑さより比較的涼しい環境を得意とする動物と言えるでしょう。
それを夏競馬と称し、’(北海道でも開催されますが)小倉・中京・新潟・福島と日中30℃になる地で開催されています。

つまり能力の高い有力馬のほとんどは「夏競馬はスキップして涼しいところで休養する」=夏競馬に出走してくる馬は、競馬界全体でいうと有力馬以外の馬が多い‥‥となります。その事によって「馬の実力に大きな差がないがゆえに、そのレースの特徴に合う馬」が最も好走し易い…と判断してきました。
但し、それは先週で終了し、今週からは秋競馬で「夏を休養にあてた馬」たちが再始動するため「そのレースの特徴に合う馬」だけでなく「個々の馬の好走能力」を見極める必要があります。
この重要な要素を加えて予想する事そのものが私の言う「スタイルの変更」となります。
実はこちらが本来の予想の姿なんですね。

大切な事なので少々長くなって申し訳ありません。
今日は、その「個々の馬の好走能力」を過去の実績を基に確認して参りたいと思います。

■セントウルS

◆条件
・阪神競馬場
・芝1200m
・GII
・9/6-15:30

◆[結論]
1位…フリッカージャブ(2番人気予定)
2位…メイショウヨゾラ(11番人気予定)
3位…ダイアモンドノット(1番人気予定)
4位…ピューロマジック(3番人気予定)
5位…タマモカイロス(6番人気予定)
特別枠…ファストネットワーク(5番人気予定)
リピーター枠…ママコチャ(4番人気予定)

◆[説明]
好走条件の3ポイントは
[1]馬齢➡ 4歳・5歳>3歳>6歳>7歳以上
[2]脚質➡ 逃げ>先行・差し>追込
[3]人気➡1番人気>2番人気>3-7番人気>8番人気以下
好走条件3ポイントに合致する馬は…
1位…ピューロマジック(3番人気予定)
2位タイ…ダイアモンドノット(1番人気予定)
2位タイ…フリッカージャブ(2番人気予定)
4位タイ…カルプスペルシュ(9番人気予定)
4位タイ…メイショウヨゾラ(11番人気予定)
4位タイ…クラスペディア(12番人気予定)
特別枠…ファストネットワーク(4番人気予定)
とお伝えしてきましたので、この順に各馬をみて参りましょう。

1位…ピューロマジック(3番人気予定:7-2-1-10)
GIIIは8戦5勝なので相当強いと言っていい。ただ勝った5勝は、京都・小倉・函館・新潟(千直)と右周りなのはいいが「終いの直線はほぼ平坦」なコースばかり。急坂のあるコースは24年に阪神芝1200mで行われたマーガレットS(OP-L)で2着しているが、それ以降は
中京GIIセントウルS’24=13着
中山GIスプリンターズS’24=8着
中山GIスプリンターズS’25=8着
中山GIIIオーシャンS’26=16着
中京GI高松宮記念’26=13着
とまったく歯が立っていなかった。
この夏の重賞連覇でパワーアップして急坂を克服できるか?!出来れば(5着以内なら)サマースプリント王’26に輝けるが…
当方としては「夏2戦の疲れ+実績ベースでは急坂実績が乏しい」点から一定の割引は必要だが、急坂に関しては騎手という補強材料もある点は見逃せない。

2位タイ…ダイアモンドノット(1番人気予定:3-2-1-2)
予想②でも記載したが、この馬1400mGIIIで優勝し、1600m戦では2歳GIで2着、3歳GIで5着という実績がある。但し1200mでは新馬・未勝利戦で0-0-1-1でそれ以降は走っていない。
走力は認めるがそれはマイル戦のモノであってスプリント戦のものではない。これが割引材料となる可能性はある。
NHKマイルCのレースVTRを改めて確認した。スタート直後の二の脚は十分に早かった。レース全般で前めに位置し登坂もこなして上がり3ハロンも全体3位。ただ、坂上で先頭に立つもその後4頭に抜かれたところがゴール。
もう1レース勝ったファルコンSを見る限りでは1400mの方が合っている様に思える。
そのファルコンSでこの馬の2着になったエイシンディードがその後の葵S6着→キーンランドC15着だった。いまある検証材料はこの位だ…。

2位タイ…フリッカージャブ(2番人気予定:6-1-0-4)
キャリア11戦中6勝…芝戦は5勝。コースは小倉・小倉・新潟・京都・小倉…とすべて最後の直線は坂無し平坦。
この馬もまた「急坂コースへの適性」という面で実績はない。その分当然減点対象として考える必要はあるのだが、この馬の場合はそれに優るとも劣らないプラス材料がある。
それが騎手だ。今回も前回から継続騎乗となる松山騎手はこの馬とのコンビで6戦5勝。そうこの馬の芝5勝は全て松山騎手によるもの。唯一の敗退が今回の阪神に似た中山芝1200mではあるがその時の敗因を、トップジョッキーの松山なら超えてくる可能性は十分にある。

4位タイ…カルプスペルシュ(9番人気予定:4-0-3-8)
全15戦中掲示板を外した(=6着以下だった)のは2回のみと相手なりに走る馬だが、重賞はGIIIを6回走って0-0-1-5で複勝率16.7%と格負けしている印象。今回は西村淳との初コンビで新たな一面が引き出されるか?に期待はされるが果たして…

4位タイ…メイショウヨゾラ(11番人気予定:4-0-3-9)
デビューから13戦はずっと1600~1800mを使ってきたが2-0-3-8と2勝クラスを卒業できなかったが1400mを使って9着した後更に距離を短くした1200mで勝ち2勝クラスを無事卒業し3勝クラスに上がったと思ったらその3勝クラスは初戦1200mで勝った。従って生涯成績として1200m戦は2戦2勝。全4勝中3勝が中山なので坂対応はOK。

4位タイ…クラスペディア(12番人気予定:2-3-1-7)
中山と東京のOPリステッド戦でそれぞれ1勝、直線坂適性は問題ないが、逆に勝ったのがその2回だけ…と勝ち味に遠い。重賞経験は9走。0-2-0-7と未勝利で2着2回も2歳限定戦と3歳限定戦。今回のGIIで3着以内するか?!と聞かれたら走力としては厳しいと評価せざるを得ない。

特別枠…ファストネットワーク(4番人気予定:4-1-3-7)
香港所属でキャリア15戦は全て香港シャティン競馬場。GIIIは1戦1勝。
GI/GIIは(香港にはスプリントの絶対王者カーインライジングがいるのもあって)未勝利も0-1-2-3だが掲示板を外したのは1回(6着)のみと好勝負をしていて、日本のスプリント王サトノレーブとも接戦を演じている。課題はシャティン競馬場の直線に坂がない点。ただ2024年にロマンチックウォリアーが安田記念を勝っている通り、難なくクリアする可能性も十分にある。

5番人気予定…ママコチャ(7-6-3-12)
24年、25年のこのレースの2着馬にして23年GIスプリンターズSの勝ち馬。ただ25年のこのレース2着から1年…連対したのはJBCスプリント(ダートGI)2着が1度あるだけで芝・ダート合わせて0-1-0-5。25年に勝ったオーシャンSも26年は4着…もう7歳、加齢による走力低下は否めない。それでも実績適性はNo.1でこのバランスをどう取るか?がカギ。

6番人気予定…タマモカイロス(3-3-1-3)
全10走中、重賞経験は4戦(0-0-1-3)、重賞以外は6戦(3-3-0-0)。前走は初めての古馬混合重賞で18頭立て0.6秒差6着。タイムは1分7秒1とパーソナルベストを更新した。
まだ3歳という意味では挑戦者だが重賞慣れをしていったらそれなりに走りそう。ここがそのきっかけになるか?!池添の手綱裁きに注目だ。

7番人気予定…レッドモンレーヴ(5-6-1-13)
父ロードカナロアという時点で基本は短距離系だが、この馬のデビューする前年2020年に天皇賞秋→ジャパンCのGIを連勝して引退したアーモンドアイの父がロードカナロア。母系もこの馬はサンデーサイレンスの最高傑作ディープインパクトなのに対してアーモンドアイはサンデーサイレンスそのもの。芝2000mデビューなのは時流。条件戦卒業は4戦3勝とほぼ最短でクリア。ただこの時点で中距離→マイルにシフトし、それからは1400~1600m。
23年はGII-1勝2着1回→24年はGII-未勝利も2着2回→25年はGII2戦して4着・9着…年々成績が下がる中、26年はキャリア25戦目にして、2回目の1200m戦となったGI高松宮記念。勝ったサトノレーブを完全マークし15番人気ながら(サトノレーブには勝てなかったが)2着と走力劣化を否定した。
今回はそれ以来=月末のGIスプリンターズS目標の叩き台としてのセントウルS。スプリント戦なのでここで9分以上作ってくるはず。マーク馬を間違えなければ高松宮記念の再現は可能。

8番人気予定…ヨシノイースター(6-7-5-19)
重賞未勝利だが前走GIII北九州記念はここで2番人気予定のフリッカージャブから0.1秒差で3着だった。
4走前のオーシャンSではそのフリッカージャブに先着して5着だった。その時は騎手が何を勘違いしたのか前半ぶっ飛ばしたここ3番人気予定のピューロマジックにも先着している。
GIII…0-2-2-3に対してGI/GII…0-0-0-5と格負けしている印象だが、差しが利く展開になれば浮上する可能性はある。

今回は従来の好走条件3ポイントによる集計に加え、「阪神芝1200mへの適性」「過去の重賞実績」「距離適性」などを総合的に加点・減点し、再集計しました。

となった。
1位…フリッカージャブ
2位…メイショウヨゾラ
3位…ダイアモンドノット
4位…ピューロマジック
5位…タマモカイロス
特別枠…ファストネットワーク
リピーター枠…ママコチャ

■纏め
“好走条件3ポイントに合致する馬探し”に各馬の走力を加味すると
1位…フリッカージャブ(2番人気予定)
2位…メイショウヨゾラ(11番人気予定)
3位…ダイアモンドノット(1番人気予定)
4位…ピューロマジック(3番人気予定)
5位…タマモカイロス(6番人気予定)
特別枠…ファストネットワーク(5番人気予定)
リピーター枠…ママコチャ(4番人気予定)

■今後
・枠順決定後、その時点の想定人気を使って一旦の方向性を描きます。
・その上で当日の馬場状態や人気・前年結果(リピート)も踏まえ、最終結論を導きます。
3つのポイント以外の情報も幅広く収集しながら分析を進めて参ります。

以上となります。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。

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